ユーフォルビア

【ユーフォルビア・エキヌス(大正キリン)の育て方】生育環境、日当たり、水やり、用土まで徹底解説~

姿形がサボテンにそっくりなユーフォルビア【エキヌス

まん丸オベサ

エキヌスは大正時代に日本に来たと言われているよ!

だから、和名が「大正キリン」なのかな?

笹の雪くん

この記事では実際に【ユーフォルビア・エキヌス】を育てている私が体験談を踏まえながら育て方を解説していきます!

結論、基本的な育て方はこのような感じです↓

ユーフォルビア・エキヌスの育て方

成長適温は15度~28度(春.秋型)

日当たり、風通しの良い場所で育てる。(夏場は遮光が必要)

春、秋の成長期は土がしっかりと乾いたら、鉢底から水が出てくるまでたっぷりと与える。

夏の時期は成長が鈍化するので控えめの水やりで管理する(用土が中まで乾いてから+4~5日あけて水やり)

冬の時期(5度近く)は成長が止まるので断水気味の管理をする(月に1回~2回程度の軽い水やり)

用土は水はけの良いものを使う。(我が家では赤玉土、鹿沼土、軽石、ゼオライトを混ぜた用土を使用)

植え替えは出来れば「春」の成長期に行う。

そのほかにも【肥料、病害虫】なども含めて詳しく解説していきます!

それでは、どうぞ!

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ユーフォルビア・エキヌス】詳細情報

植物名ユーフォルビア・エキヌス(和名:大正キリン)
原産地モロッコ南部
分類トウダイグサ科、ユーフォルビア属
成長適温春、秋(15度〜28度)
成長速度遅い
暑さ強い(蒸れには弱い)
寒さやや弱い(5度以下は×)
気候日当たり、風通しの良い場所
用土水はけの良い用土
水やり成長期は用土がしっかり乾いたら、鉢底から水が出てくるまでたっぷり与える

特徴

サボテンに似た株姿

成熟した株は幹の途中から枝分かれしてくる

株下からの木質化の進みが速い

おーきっど

見た目は完全にサボテンだね!

生育環境

ユーフォルビア・エキヌスはモロッコ南部(特にアンチアトラス山脈南西部)に分布します。

特に、アガディール〜ティズニット間は代表的な観察エリアとされているようです。

環境としては、海岸近くの乾燥地帯で砂礫・岩質斜面に根を張り自生しています。

エキヌスの自生地周辺都市Tiznit(ティズニットの年間平均気温は以下の通りです↓

© WeatherSpark.com

グラフによるとTiznit(ティズニット)の気温は年間で11度~27度まで変化します。

そのため、エキヌスの成長適温は15度~28度日本では春と秋が成長期になります。

また、エキヌスの自生地周辺都市Tiznit(ティズニット)と日本の環境では湿度も大きく違うので注意が必要です↓

© WeatherSpark.com

日本の夏はエキヌスの自生地、Tiznit(ティズニット)よりも気温が高く、高湿日も多いので30度を超える夏の時期は成長が鈍化します。

エキヌスは湿度の高い環境にあまり耐性が無いので、夏の時期は「蒸れ」に注意が必要です。

夏の時期は特に風通しの良い環境で管理してあげましょう。

冬の時期、エキヌスの耐寒温度は5度くらいと言われているので、気温が5度以下になりそうなら屋内に取り込んで冬越しさせてあげましょう。

エキヌスの生育環境まとめ

春、秋(15度~28度)が成長期

気温と湿度が高い夏の時期は成長が鈍化(蒸れに弱いので風通しに注意する)

冬の時期、気温が5度以下になりそうなら室内に取り込んで冬越し

日当たり

成長期の(3月後半~5月)と(10月~11月)は出来るだけ室外で管理して日光に沢山あててあげましょう。

注意!

成長が鈍化する夏の時期に直射日光(強光)に当ててしまうと高温障害が出てしまう事があります。

日差しの強い夏の時期は20%ほど遮光するか、明るい日陰で管理してあげましょう。

冬の時期(12月~2月)に屋内管理をしている時も出来るだけ、日当たりの良い窓辺などで管理して日光を沢山あててあげましょう。

笹の雪くん

冬場、日光に当ててあげると耐寒性も高める事ができるよ!

ポイント

冬の間室内で管理していた株は非常に日光に敏感になっているので、室内管理からすぐに直射日光に当たる管理をしてしまうと葉焼け(株焼け)をしてしまいます。

春先に屋外管理に切り替える際は徐々に日当たりの良い場所に置いて、日光に慣らしていくようにしましょう。

まん丸オベサ

植物は少しずつ今の環境に順応していくから、急な環境の変化には気を付けようね!

日光が不足すると徒長してしまったり、突然腐ってしまうなど軟弱な株になってしまうので、年間を通して充分な光量を確保できない場合は「育成ライト」を活用しましょう。

おーきっど

育成ライトがあれば日照時間が短くなる冬の時期も「日光不足」で弱ってしまう事なく育てる事ができるね!

水やり

植物の水やりに正解は無いのであくまで参考程度に読んで頂き、自分の植物の環境にあった水やりを見つけて頂きますようお願いします。

エキヌスは乾燥には強いので年間を通して乾燥気味に育てます。

基本的には用土がしっかりと乾いてから、水をたっぷりと与えましょう。

春、気温が15度を超えてくると休眠からあけて徐々に成長を始めます。

休眠からあけてすぐはまだ水を吸う力も弱いので、少な目の水やりから開始します。

エキヌスの成長が活発になってきたら、鉢底から水が出てくるまでたっぷりと与えましょう。

笹の雪くん

日々の観察が大切だね!

夏の時期、エキヌスは高温多湿を苦手としており、気温が30度以上になってくると半休眠状態になり成長が鈍化します。

注意!

気温が高くなって成長が止まっている時に水やり頻度が多いと、蒸れて最悪の場合腐ってしまう事があるので注意が必要です。

夏場の水やりは用土が中まで乾いて+4日〜5日あけてから、夕方以降の気温が低くなってきた時間帯に水をたっぷり与えましょう。

まん丸オベサ

夏場は用土が早く乾いて、水やりの頻度が多くなりがちだから気を付けようね!

秋、気温が15度以上あるなら成長期です。

通常通り、用土がしっかり乾いてから鉢底から水が出てくるまでたっぷりと与えましょう。

気温が10度以下になってきだしたら徐々に水を与える頻度を減らしていきます。

冬の時期、気温が5度近くになってくると休眠状態になり成長が止まります。

断水気味の管理をしましょう。

ですが、水のきりすぎで細根が全て枯れてしまわないように月に1回〜2回ほど用土の表面が湿る程度の軽い水やりを行います。

ポイント

冬の間も細い根を生かしてあげる事で休眠開けの成長がスムーズになります。

水やりをする時間帯としては、暖かくなってくる朝方か昼間に行います。

笹の雪くん

冬の時期は気温が低くなってくる夕方~夜に水やりをすると根が冷えて弱ってしまう事があるから避けようね!

エキヌスの自生地周辺の降雨量について

エキヌスはモロッコ南部の乾燥地帯に自生しています。

参考程度にエキヌスの自生地周辺都市、Tiznit(ティズニット)の年間降水量を見ておきましょう↓

 © WeatherSpark.com

日本と比べると、明らかに降水量が少ないのが分かります。

降水量が1番少ない時期は0㎜、1番多い時期でも40㎜程度しか降りません。

このことからもエキヌスは乾燥に強いことが分かります。水の与えすぎには注意しましょう。

もちろん水を切りすぎても弱ってしまうので、自生地の降雨量も参考にしながら、自身の環境にあった水やり頻度を見つけてみてください

用土

水はけの良い用土を使用しましょう。

我が家の用土は(赤玉土、鹿沼土、軽石、ゼオライト)を混ぜた用土を使用しています。※水はけを良くするために用土はフルイにかけて微塵を取り除いておきましょう。

ポイント

用土の作り方に関しては環境や、株の大きさ、鉢の種類などによっても変わってきますので参考程度に!

用土作りが難しい方は「塊根植物用の培養土」がオススメです↓

まん丸オベサ

粒が硬くて排水性が良いからオススメだよ!

植え替え

エキヌスは根の張りがそこまで盛んではないので2年~3年を目安に植え替えを行ってあげると元気に成長してくれます。

植え替えを行う際は、あらかじめ水やりを止めておき、しっかりと用土を乾燥させておきます。

笹の雪くん

植え替え時の根へのダメージを最小限に抑えるためだよ!

植え替えは出来れば春(3月後半~5月)の間に行いましょう。

本格的な成長期前に行う事で成長が鈍化する季節までにしっかりと根を張ることが出来て、調子を崩すことなく夏越し、冬越しが出来るようになるでしょう。

もし、「」に植え替えが出来ずに「」に植え替えを行う場合は出来るだけ根をいじらないような植え替えを心がけましょう。

」に大胆に根を整理してしまうと成長が止まってしまう「」までにしっかりと根を張ることが出来ず、調子を崩してしまうためです。

注意!

夏の時期に植え替えを行った場合、1週間程度は強い日光にあてないように管理してあげましょう。

半日陰の場所で1週間程度養生させます。根をしっかりと用土に活着させてあげて水を吸う準備ができたら通常通りの置き場所で管理してあげましょう。

まん丸オベサ

植え替えは植物の体力をいっぱい使うから休ませてあげる事が大事だよ!

植え替えを行う際は用土の中に害虫予防の「オルトランDX」と緩効性肥料の「マグァンプK」を入れておきましょう。

笹の雪くん

害虫予防の「オルトランDX」と肥料の「マグァンプK」は用土に混ぜて使える、僕たちの強い味方だよ!

植え替えは植物の体力を非常に使うので」の成長が止まっている時期の植え替えは避けましょう。

成長が止まっている時期に植え替えを行ってしまうと、植え替え時のダメージが回復できずに弱ってしまい最悪の場合枯れてしまうリスクがあります。

」が来てエキヌスが動き出すまで我慢しましょう。

肥料

エキヌスは肥料をあまり必要としないので、植え替え時に元肥を与えるだけで充分です。

まん丸オベサ

元肥は植え替え後の根の初期生育を助ける肥料だよ!

元肥は虫のわかない、肥料焼けのしにくい、「マグァンプK」などの緩効性肥料がオススメです。

緩効性肥料とは?

施用後、養分がゆっくりと長期間にわたり放出される肥料のことです。

1度に溶け出さず、土壌中で少しずづ溶けて、植物が長期間吸収できる形で供給されるので、肥料焼けを起こしにくいのも特徴です。

笹の雪くん

肥料やけを起こしたら、根から水分が吸収できなくなっちゃうよ!

追肥は基本的に必要ありませんが、定期的に「活力剤」を与えてあげると元気に成長してくれます。

オススメの活力剤はメネデールです。

メネデールとは?

植物の成長に欠かせない「」を根から吸収されやすい「イオン」の形で含む活力剤で、植物用のサプリメントのようなものです。

肥料には入っている「窒素、リン酸、カリ」がメネデールには入っていないため、肥料過多などの心配が無い事も特徴。

病気、害虫

エキヌスは弱っていたり、乾燥した風通しの悪い環境で育てていると「ハダニ」や「カイガラムシ」が付くことがあります。

ハダニは目視では見つける事が難しいほど白く小さな害虫で植物を吸汁し、吸汁された箇所は黄色く変色してしまいます。多く発生するとクモの巣のような糸を植物に張り巡らてみるみる増えていってしまいます。

ハダニが発生してしまった場合は水で全て洗い流したあと殺虫剤を吹きかけて殺虫、予防をしてあげましょう。

カイガラムシも吸汁性の害虫ですが、体長は2mm~6mmほどで目視で確認することができる害虫です。

カイガラムシは繁殖力も高く、殺虫スプレーが効かない個体もいる厄介な害虫です。

またカイガラムシの排泄物は「すす病」の原因となってしまうので、見つけ次第、ピンセットなどで全て取り除き、害虫予防の為に殺虫剤を散布しましょう。

すす病とは?

植物の汁を吸う害虫(アブラムシ、カイガラムシなど)が排泄物として糖分を排泄し、その害虫の排泄物にカビが生えた状態をすす病という。

オススメの殺虫スプレーは「ベニカXネクストスプレー」です。

害虫は同じ薬品ばかりを散布していると耐性を得てしまうので一つの殺虫剤を使用するのではなく、それぞれ違った殺虫剤を定期的に散布し、害虫を根絶しましょう。

害虫は一度発生してしまうとかなり厄介なので、発生する前の予防が肝心になってきます。

そのため、害虫が発生しやすい時期(5月~10月)は月に1回程度、定期的に害虫予防のスプレーを散布し、「オルトランDX」などの薬剤も活用しながら害虫予防をしておきましょう。

ポイント

薬剤は用法用量を守って使用すれば、薬害が出る事はあまりありませんが、心配な方はこまめな葉水でも害虫を予防することができます。

笹の雪くん

日々の観察で害虫が付いていないかを確認することも大事だよ!

最後に

ユーフォルビア・エキヌスは環境にも馴染みやすく、比較的育てやすい品種です。

気をつけるべきは、「夏の時期の水の与えすぎ」と「冬越し」です。

夏の時期は成長が鈍化するので、水やり頻度が多くならないように注意して、冬の時期はやや寒さに弱いので暖かい場所で冬越ししてあげましょう。

最後まで読んで頂き有難うございます!

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まん丸オベサ

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