観葉植物・サボテン

【松の種を発芽させてミニ盆栽を作る】種の採取から発芽~6か月までの記録〜 

笹の雪くん

盆栽っておじさまの趣味じゃないの?

盆栽は海外にも受け入れられる様になってきたアートじゃよ!

ビカクシダじぃ

皆さん松の盆栽は好きですか?

松は日本国内どこでも見る事ができますが、盆栽になると一気にかっこよくなりますよね!

また最近では松のミニ盆栽も可愛く人気です

一般的な盆栽を作ろうと思うと発芽させてから最低でも5年ほどの月日が必要と言われます、その後は月日を重ねるごとにどんどんと味を出していき渋くカッコイイ盆栽に仕上がっていきます。

管理の仕方もよく、手入れが行き届いていれば100年、もっと凄いものだと500年を超えるような盆栽もあります。

そんな盆栽も作ってみたいですが、そうなると孫の世代にも任せることになってしまいます(笑)

ですが、ミニ盆栽なら

2年ほどで完成するので挑戦もしやすいかと思います。

\この記事がオススメの人/

盆栽は高くて手が出せない人

松を種から育てたい人

種からの成長が気になる人

「盆栽が欲しい!でも、出来上がっている盆栽は高くて買えない」そのような人の為に書いた記事になっています。

種から育てた松はまず二年ほどでミニ盆栽になり、それからは長い時間をかけて盆栽になっていく過程も楽しむ事ができます。

今回は一番始めの段階、松の種まきから発芽〜6ヶ月の成長記録の詳細を解説していきます!

それではどうぞ!

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種の入手

松の種は皆さんご存知、松ぼっくりです!

そーとは言っても傘の開いた松ぼっくりを土に植えても発芽はしてきません、松の種は松ぼっくりの中に収納されてます。

なので、初めは傘の開いていない緑の松ぼっくりを採取してきます。

私は10月上旬に緑の松ぼっくりを採取してきました!

その松ぼっくりを家に置いていると、だんだんと傘を開き種子が出てきます。

ここまで開くのにだいたい二週間ほどかかりました!

注意!

ジップロックなどに入れていると松ぼっくりは開いてきませんので、しっかりと空気に触れる所で保管しましょう!

種まき準備

松の種はひらひらとした羽がついています!

風に飛ばされて広い範囲で発芽するためのものです!

笹の雪くん

僕も風に吹かれながらひらひら飛んでみたいな~

ですか、この羽の部分は種まきには少し邪魔なので種だけを切り取ります笑

切り取った種はメネデール希釈水に2日ほど浸します!

ビカクシダじぃ

種に水分を含ませて発芽の準備をさせるためじゃよ。

(水につける時間に正解は無いので一晩でも、3日でも構いません)

メネデールとは?

簡単に言えば植物用の活力剤みたいなものです!農薬ではないので安心して使用する事ができます!

種子をメネデール希釈水に浸す事で発芽率が上がると言われています。

種まき

時期

種をまく時期ですが、秋に採取した種を9~11月の間にまくか、乾燥しないように種を冷蔵庫の野菜室などで保管して春にまく2つのやり方があります。

私は種を採取してすぐの10月中旬にまきました!

ちなみに、野菜室などの温度の低い環境で種を休眠させて、春まで保管すると「休眠打破」という現象が植物に起こり、発芽しやすくなると言われています。

ですが、結局秋に種をまいたところで、種子は春まで冷たい土の中で冬を過ごす事になるので、野菜室も冬の土の中も変わらないじゃないかというのが私の考えです。

休眠打破とは?

植物や植物の種子が寒さに当たることで一旦「休眠状態」になり、春の温度上昇に伴って休眠から目覚めて、発芽や開花のスイッチをが入ることをいいます。

ここでは詳しい説明は割愛させてください(笑)

用土

用土は無菌で保水性に優れてるものを選びましょう!

無菌の用土は例えば、赤玉土、ピートモス、バーミキュライトなどがありますが、

単体で使用するなら赤玉土を使用しましょう。

ポイント

無菌の用土が良い理由は病原菌や害虫が発生するリスクが少ないからです。

ビカクシダじぃ

腐葉土などは栄養価が高い反面、虫や病原菌を発生するリスクがあるから、種まき用土には向かないんじゃ!

保水性の良い用土を使う理由は、発芽するためにはもちろん湿度と水分が必要で、発芽したての苗は水切れを起こしやすいためです。

私は市販の「種まき用土」が余っていたのでそれを使用しました!

まず初めに種を蒔くための谷を少し作って、その上に種を撒いて行きます。

その上から軽く土を被せます。

あとは用土を乾かさない様に注意しながら半日影で管理します!

注意!

一度水分を含み発芽のスイッチが入った種子は、水不足などで乾燥させてしまうと発芽不良を起こしてしまうので注意が必要です。

(一度水分を含み発芽のスイッチが入った種子は、環境に適応する能力が下がってしまうためです。)

もし水やりをこまめに出来ないのであれば、鉢に軽くラップを被せたり、水を含ませた水苔を被せたりして、水やり回数を減らす工夫をしてください。

松の種は発芽までに時間がかかるので長い目で見守りましょう。

発芽~6か月

10月16日に種をまいてから1か月ちょっとたった11月22日発芽しました!

私が撒いた種は冬に入る前に発芽してしまいました笑

(気温の暖かい日が続いたからだと思われます)

12月3日

一つの種子が発芽すると一斉に発芽し初めました。

12月18日

葉数を増やしてどんどん展開していきます!

1月7日

氷点下の気温が続いて流石に寒いのか成長が鈍化しています。

少し飛んで3月12日

寒さがマシになってきて、また発芽する種子が増えています。

4月12日

無事に春を迎えた松はぐんぐん成長しています。

5月1日

生い茂ってます(笑)

笹の雪くん

うひゃ~!松の畑の完成だね!(笑)

しっかり確認出来ては無いですが9割は発芽してると思います!

以上が松の発芽~6か月間の成長記録でした!

まとめ

まとめ

1.10月頃のまだ傘の開いていない緑色の松ぼっくりを入手!

2.松ぼっくりを放置して傘を開かせ種を入手!

3.種についている羽を切り取り、メネデール希釈水に二日ほど浸す!

4.無菌の用土に種を植える!

5.発芽まで用土を乾かさないように管理!

6.発芽には最低でも一か月はかかる!

最後に

初めて松の種を採取し、発芽させました!

秋に種子を入手し、種子をまいてから冬を越すまでの時間はとても長く感じるかと思います。

ですが、気を付けるポイントはたった一つです。用土、種子を乾燥させないこと!

冬の時期は気温も低く用土も乾きづらいのでそこまで神経質になる必要はないです。

それだけ守る事が出来たら発芽させるのは容易なので、是非皆さんも松を発芽させて盆栽作ってみませんか?

最後まで読んでいただきありがとうございます。

一緒にボタニカルライフ楽しみましょう!

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