ビカクシダ・着生植物

【チランジア・ウスネオイデス】生育環境、日当たり、水やり、肥料まで徹底解説〜

シルバーグリーンのフワフワした葉が特徴的なエアープランツ【チランジア・ウスネオイデス

チタノタちゃん

不思議なエアープランツですね!

知れば知るほど魅力的なエアープランツじゃぞ!

ビカクシダじぃ

この記事では実際に【チランジア・ウスネオイデス】を育てている私が体験談を踏まえながら育て方を解説していきます!

結論、基本的な育て方はこのような感じです↓

ウスネオイデスの育て方

成長適温は18度~30度(春~秋)

直射日光の当たらない明るい日陰、風通しの良い場所で育てる。

春~秋の成長期は2〜3日くらいのペースで霧吹きやシャワーなどでたっぷり水を与える。

冬場の休眠状態のときはあまり水を必要としないので週に1回程度、水やりを行う。

成長期に液体肥料を与えると、より速く大きくする事ができる。

風通しの良い場所で管理、葉水を定期的にすると害虫予防になる。

そのほかにもさらに詳しく解説していきます!

それでは、どうぞ!

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チランジア・ウスネオイデス詳細情報

植物名チランジア・ウスネオイデス(スパニッシュモス)
原産地中南米
分類ブロメリア科、チランジア属
成長適温18度〜30度
成長速度普通~遅い、肥料の与え方で速くすることが可能
気候直射日光の当たらない日当たりの良い場所、風通しの良い環境を好む
暑さやや強い
寒さやや弱い(5度以下は×)
水やり霧吹き、シャワーなどでたっぷり

特徴

全体的にフワフワとした印象のエアープランツ

葉はトリコーム(葉の表面に生えている白い毛のようなもの)で覆われており、シルバーグリーンに見える

ウスネオイデスは小さいエアープランツの集合体なので、ちぎれてもその一節で成長を続ける。

繊細な葉を茂らせながら下に伸びていく姿は存在感があり、インテリアグリーンに最適です。

チタノタちゃん

繊細な見た目で美しいエアープランツですね!

生育環境

ウスネオイデスは中南米が原産のエアープランツで基本的に暖かい環境を好みますが、暑い夏の時期に無風の環境で育てていると蒸れて、株が腐ってしまう事があります。

必ず風の流れがある環境で育ててあげましょう。

室内で育てるのであれば、サーキュレーターを回して風の流れを作ってあげましょう。

ウスネオイデスは寒さが苦手なので、冬は室内で冬越しをさせてあげましょう。

出来るだけ10度を下回らない環境で管理してあげると調子を崩すことなく冬越しができます。

ビカクシダじぃ

気温が5度近くになっても直ちに枯れてしまう事は無いから安心するんじゃぞ!

日当たり

直射日光の当たらない、明るい日陰を好みます。

ウスネオイデスは直射日光に当ててしまうと葉焼けをしてしまうので、必ず明るい日陰などで管理してあげましょう。

成長期(春〜秋)に室外で管理する場合は50%遮光の寒冷紗で遮光し、室内であれば、レースカーテン越しの明るさでも充分に育てる事ができます。

チタノタちゃん

とにかく直射日光には注意ですね!

水やり

エアープランツは日差しの強い日中は気孔を閉じているため、水分をあまり吸収できないと言われています。

エアープランツに水を与える場合は気孔が開く夕方~夜にかけて水やりを行いましょう。

2〜3日に1度くらいのペースで霧吹きやシャワーなどでたっぷり水を与えましょう。

オススメの霧吹きです↓

ウスネオイデスは水やり後は必ず風に当てて乾かす作業をしましょう。

水やり後、無風の環境で管理してしまうと蒸れて枯れてしまう事が多いです。(特に暖かい時期は注意)

必ず、屋外で風に当てて乾かすか、室内でサーキュレーターに当てて乾かしてあげましょう。

ビカクシダじぃ

洗濯物と一緒じゃぞ!

ウスネオイデスのソーキングについて

エアープランツの水やり方法としてソーキングがありますが、基本的に必要ありません。

ソーキングとは?

バケツなどに水を溜めて、エアープランツ全体を水に浸ける方法。

ですが、普段の水やりで元気が無い株や、水切れが続いている株などはソーキングを行います。

チタノタちゃん

葉先が枯れて、全体的にカサカサしている株は水切れの可能性が高いですよ!

バケツにウスネオイデス全体が浸かるくらい水を溜めて5分〜10分ほど浸けてあげます。

1時間以上、浸けてもあまり効果は変わらないので長くても30分くらいにしておきましょう。

ポイント

ウスネオイデスのソーキングについて

ソーイング後は一気に水を含んでウスネオイデスが重たくなるので、雑に扱うとウスネオイデスがちぎれてしまったり、一節一節にダメージが残ってしまったりします。

水をたっぷりと含んだウスネオイデスは優しくゆっくりと持ち上げて、出来るだけダメージを与えないように管理してあげましょう。

肥料

ウスネオイデスは肥料を与えなくても問題なく育ちます。

ウスネオイデスを大きくしたい場合は成長期(春、秋)に2000倍~1000倍ほどに希釈した液体肥料を2週間おきに与えてあげましょう。

オススメの肥料は「ハイポネックス」です。

肥料を与えるコツとしては成長初めの春は肥料を5000倍ほどに非常に薄く希釈した倍数で与えて成長が活発になり肥料が上手く吸えてることが分かり次第、4000倍→3000倍と濃くしていきましょう。

ですが、液肥を濃くしていった場合でも1000倍以上は濃くしないように注意しましょう。

ビカクシダじぃ

肥料は薄く希釈したものから与えて徐々に慣らしていくのじゃぞ!

成長が鈍化する冬の時期は上手く肥料を吸収することが出来ないので与えないようにしましょう。

株の大きさを現状維持したい場合や小さく保ちたい場合は肥料は与えない方が良いでしょう。

仕立て方

ウスネオイデスは上部を針金や結束バンドで縛って垂らされて売られている事がほとんどだと思います。

その仕立て方も充分綺麗でウスネオイデスの良さが生えますが、縛られている丈夫は風通しが悪くなり、枯れてしまっている事が多いです。

なので、我が家では上部を縛る事なく流木に引っ掛けて、風通しを良くしています。

↑針金をバネ状にしてそこにウスネオイデスが引っ掛けられるようにしています。

そうする事で、縛られている場所が枯れる事を防ぐことができます。

ウスネオイデスは他にも色々な仕立て方が出来るので、試行錯誤して自分なりの仕立て方を試して楽しんで見てください!

チタノタちゃん

みんなはどんな感じで仕立てるのかな?

害虫

ウスネオイデスに害虫がつく事はあまり無いですが、風通しの悪い場所であったり、過度に乾燥状態が続くと、ハダニカイガラムシがつく事があります。

出来るだけ風通しの良い場所で管理して、葉水も定期的にしてあげましょう。

チタノタちゃん

害虫予防にもなって、エアープランツも元気になって一石二鳥ですね!

害虫は発見次第すぐに取り除くか、薬剤を散布して害虫を駆除してあげましょう。

最後に

ウスネオイデスは明るい日陰で育てる事ができ、病害虫にも強いので非常に育てやすい植物です。

注意すべきは無風の環境と暑い時期の蒸れです。

蒸れて腐ってしまう事の無いように、水やり後は特に必ず風通しの良い場所で管理してあげましょう。

そうすれば元気なウスネオイデスを育てる事ができるでしょう。

ぜひ、皆さんもウスネオイデスを自分なりの仕立て方で楽しんでみてください!

最後まで読んでいただきありがとうございます!

一緒にボタニカルライフ楽しみましょう!

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