「ビスマルキア・ノビリスシルバー」聞いた事ない植物だね!珍しい植物なのかな?
マダガスカルが原産のヤシ科の植物みたいだよ!
メタリックな青みがかった銀色の葉が特徴的なビスマルキア・ノビリスシルバーはまだまだ、日本での流通が少ない珍しい植物です。
あまり、成長した姿のビスマルキアは日本では見かける事がなく、あったとしても値段が高く手が出しにくいかと思います。
なので、今回はビスマルキア・ノビリスシルバーを安価に手に入るタネから発芽させて、成長の過程を記録していきます!
それではどうぞ!
種子の入手方法
初めに種子の入手の仕方ですが、ネットショップやフリマアプリなどで手に入れる事ができます!
私はseed stockさんでビスマルキア・ノビリスシルバーのタネ10粒を購入しました!
seed stockとは?
色々な植物の種子をネット販売しているお店です。
パキポディウム、アガベ、エケベリア、アロエ、などなど
ビスマルキアの種子↓
ビスマルキアの種子は大きく非常に殻が分厚くて硬い。
クルミみたいな感じだね!
下準備
タネが手に入ったら早速撒きたくなる気持ちは分かりますが、少し落ち着いて下準備です!
まず、タネをメネデール希釈水に1日〜2日浸します!(メネデールが無い場合は水だけでも可)
水に何日か漬ける事で種に水を含ませて、発芽の準備に入らせる事ができます。
発芽してもいいよ~って合図だね!
水に浸けて1日後〜↓
水は濁っていますが、全く問題ありません。
ビスマルキアのタネは水をしっかり含んで黒くなっています。
これで、植え付け前の準備は完了です!
発芽用土
基本的にどのような用土でも湿度と温度(25度〜30度くらい)があれば発芽するようですが、菌や害虫の発生を抑えるため無菌の用土を使用しましょう。(赤玉土で可)
また、タネが発芽するまで高湿度を保つ必要があるので排水性と保水性の高い用土が好ましいです。
私は市販の種まき用培養土を使用しました。
発芽環境、温度
タネを植えたら湿度は常に保った状態で温度は25度~30度が好ましいとされています。
ですが、発芽温度に達したからといってすぐに発芽するわけではありません。
早くても2ヶ月はかかると思っておいた方が良いでしょう。
ビスマルキアは寒さにあまり強くないから、発芽後の成長期にできるだけ成長させて冬越しの体力をつけさせてあげようね!
冬までに充分に体力をつけさせるために、3月〜5月にタネを植えておく事をお勧めします。
発芽観察
私がタネを入手した時期は3月だったので、まだまだ気温の低い日が続いていました。
1日の気温は最低3度〜最高13度だったので温度が全く足りません、そんな時は「育苗用のヒートマット」を使用します。
気温が低い日もヒートマットがあれば25度以上を保ってくれます。
ジップロックに「種まき用培養土」を入れてビスマルキアのタネを用土に埋まるように入れます。
あとは用土全体に水を含ませてヒートマットの上で管理します。
ジップロックの口は少し開けて空気が入るようにしといてあげてね!
2週間後〜(3月14日)
問題発生!
ヒートマット直置きは温度が高くなりすぎたのかビスマルキアのタネにカビが発生!
通気性が悪かった事も原因だと思います。
湿度を保つためにジップロックを使用して、横着した事が仇となった。
カビが生えたタネと用土は処分して、他のタネはしっかり水洗いして、綺麗な用土に植え替えて再スタート!
次は通気性の良いプレステラを使用。
用土を乾燥させないように気をつけながら日々水やりをしていました。
ラップを被せると用土の湿度を保つ事ができて、水やり回数を減らす事ができるよ!
それから2ヶ月後〜(5月17日)
少し暖かくなってきましたが、ぱっと見なんの変化もなかったので、鉢をひっくり返してみる事にしました。
すると、一つのタネから太根が出ていました!
立派な根っこだね!
他の種子は何も変化が確認できません。
こんなに立派な根だと、絶対にプレステラでは収まりきらないので、大きな鉢に植え替えを行いました。(用土は赤玉土単体)
それからの管理も同じです。
暖かい場所で用土が完全に乾燥しないように気をつけながら水やりをします。
それからさらに2ヶ月後〜(7月21日)
発芽を確認!
特徴的なビスマルキア・ノビリスシルバーのメタリックな葉が出ていました!
綺麗な葉だね!
最初の発芽が確認できるまで、実に4ヶ月!
非常に長い時間を要しました。
ビスマルキア・ノビリスシルバーの発芽はタネを植えてから大体3ヶ月〜4ヶ月ほどかかると言われているので気を長くして発芽を待ちましょう。
初の発芽から1ヶ月後〜
2つめの発芽が確認できました!
まとめ
最後に
ビスマルキア・ノビリスシルバーのタネを無事に発芽させる事ができました。
ビスマルキアのタネをまく時のポイントとしては、最初から深い大きめの鉢で管理してあげる事です。
発芽後は太根がすごく伸びて、浅い鉢だとすぐに根が脱走してしまいます。
発芽後も成長をスムーズにさせてあげるために根がぐんぐん伸びても大丈夫な深鉢で管理してあげましょう。
ビスマルキアのタネの発芽はテクニックやコツはいりませんが、発芽まで非常に時間がかかるので、1番大事なのは「根気」だと思います。
皆さんもビスマルキアのタネまきを行う場合は発芽まで気をなが〜くして発芽を待ちましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
一緒にボタニカルライフ楽しみましょう!