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植物初心者の方必見!迎えた植物を枯らさないために、絶対にやるべき事5選!

まん丸オベサ

お迎えした植物を枯らさないためにやる事ってあるのかな?

絶対にやった方が良いことがあるから解説するよ!

おーきっど

皆さんは植物をお迎えしたあと、そのまま何となく育てていませんか?

なんとなく育てているけど植物の元気が無くなってきた」「強い植物のはずなのに枯れてしまった」「気を付けて水やりをしていたのに根腐れしてしまった」「日光が好きなはずなのに日にあてたら植物が弱ってしまった」などの声をよく聞きます。

今回はそんな植物初心者の方の為に、迎えた植物に絶対やるべきこと5選を解説していきます。

この記事を見れば、植物を枯らしてしまう事がほぼ無くなり、あなたも脱植物初心者間違いなしです!

それではどうぞ!

害虫が付いていないか確認&害虫予防!

植物を迎えて最初にやるべき事は害虫が付いていないかの確認です。

害虫が付いていないかは購入する前に確認する事ができるので、見えにくい枝の付け根や葉裏をチェックして害虫がいないかを確認しておきましょう。

できるだけ害虫の付いていない個体を選ぶのがベストですが、もし害虫が付いていても家に迎えたいと思う植物がいた場合は家に迎えても、その植物はとりあえず隔離して置きましょう。※害虫が家にある他の植物にも感染してしまう危険性があるため!

その後、害虫がいる場合は害虫を駆除したのち「ベニカxファインスプレー」や「花いとし」などの害虫予防スプレーを吹き付けて、害虫を予防しましょう。

主な害虫に付いて

【ハダニ】

体長0.5㎜程度の非常に小さな害虫。

非常に分かりにくいですが葉裏に付いている点々がハダニです↑

高温乾燥を好むので、暖かい時期に水の当たらない葉裏などに付きやすい。

予防方法としては、葉水が有効

定期的に葉裏などにもしっかりと葉水をしてハダニを予防する。

もし、ハダニが付いてしまった場合はしっかりと水で洗い流したのちに害虫予防のスプレーを吹きかけましょう。

それでハダニは大抵の場合は駆除する事ができます。

【カイガラムシ】

売られている植物にもたまに付いているカイガラムシはとても厄介な害虫です。

サボテン(ギムノカリキウム)にびっしりと付いたカイガラムシ↑

一見、模様のようにも見えるが1つ1つがカイガラムシです。

カイガラムシは幼虫時に植物に付いて吸汁します。

成虫になるとワックス状の硬い殻に覆われるので、スプレー状の薬剤がほとんど効きません。

また、カイガラムシの排泄物はすす病を発症させる事があります。

すす病とは?

植物が黒いカビで覆われる症状で、梅雨の時期、高温多湿の時期に発生しやすい

成虫のカイガラムシを見つけた場合は歯ブラシやピンセットで取り除きます。

その後は薬剤で害虫予防をします。

カイガラムシの予防方法は風通しの良い場所で管理と定期的な害虫予防をこころがけましょう。

迎えた植物の育成方法を調べる!

害虫の確認と予防ができたら次は迎えた植物の育成方法を調べましょう。

皆さんのイメージ的に植物は暖かい時期に成長して、寒い時期に成長が止まると思っている方が多いと思います。

ですが、植物の品種によって適正な生育環境は様々です。

例えば、サボテンは熱い季節が好きで、寒さには弱いイメージがあるかもしれませんが、気温が高くなりすぎるとサボテンは成長を止めて休眠し、水やりを控えれば冬の寒さにも以外に耐えます。(※サボテンの品種にもよる)

また、夏に休眠して冬の時期に成長が活発になる植物もいます。(オトンナ、フィロボルス、チレコドン、ペラルゴニウムなど)

このように植物は

春、秋型

(ソウカクデン、フォーカリア、ハオルチア、オベサ)など

夏型

(グラキリス、パキポディオイデス、モンステラ、パキプス)など

冬型

(フィロボルス、クラビフォリア、ユーフォルビオイデス、群卵)などがいます。

なので、迎えた植物が何型なのか把握して水やりや植え替え時期などを調整しましょう。

また、日当たりを好む植物か、水やりを好む植物かどうかも調べておきましょう。

ちなみに、我が家で日当たりを好む植物は(パキポディウム系、アガベ属、パキプス)など

逆に耐陰性がある植物は(モンステラ、ストレリチア、アグラオネマ、アロカシア)などがあります。

ポイント

耐陰性がある植物は日光が少ない場所でも育ってくれますが、特にモンステラやストレリチアは日光も好きなので、できるだけ明るい場所に置いてあげると元気に成長してくれます。

このように、様々な特性を理解したうえで置き場所や水やり頻度を調節していきましょう。

正しく植え替え

迎えた植物の育成環境が分かったら次に行うのは植え替えです。

植物初心者の方の多くは購入した植物を植え替えずに育てると思います。

ですが、販売されている植物は用土や鉢が粗悪な場合が多くあります。(販売店にもよる)

まず確認しないといけないのは、どのような用土、鉢なのかです。

用土は劣化して、カビや苔が生えていないか?

粒が潰れて排水性が悪くなっていないか?

鉢は水捌けが良いものか?

という事を確認します。

特に用土が劣化している場合は水捌けが悪くなり、根腐れしやすくなってしまうので出来るだけ早く植え替えましょう。

ですが、その植物が休眠する時期で成長が止まっているなら、植え替えは控えて成長期まで待ちましょう。

ポイント

春、夏、秋型の植物はできれば春に植え替え

冬型の植物秋の休眠明けに植え替えを行いましょう。

鉢について

鉢に関しては大きな鉢底穴が空いている鉢か、複数の鉢底穴が空いている鉢を選びましょう。

おすすめは「スリット鉢」です。

スリット鉢にすると水はけが良くなり、根腐れする確率が非常に下がります。

オススメはのスリット鉢は「プレステラ」です

「水を好む植物は排水性が高く無い方がいいんじゃ無いの?」と思うかも知れませんが水やりを好む植物は排水性の高い鉢に植えて水やりの頻度を多くする」が正解です!

排水性が良い事で水やりの頻度が上がり、水やりによって用土の中の老廃物を流し、用土内に新鮮な酸素を供給します。

そうする事で根腐れを予防する事ができます。

できるだけ、排水性の良い鉢を選びましょう。

用土について

用土は基本的に市販で販売されている専用用土を使用するのが無難です。

例えば、観葉植物(モンステラ、ストレリチアなど)であれば観葉植物用培養土

サボテンであればサボテン用培養土

塊根植物(グラキリス、ドスルテニアなど)であれば塊根植物用培養土など

今では様々な専用培養土が販売されているのでそちらを使用しましょう。

また、環境によって用土が乾きやすい場合は専用培養土に赤玉土を追加して保水性をアップさせたり、用土が乾きにくい場合はパーライトや軽石を追加して排水性をアップさせたりします。

用土作りは環境や鉢の種類によっても様々で自分の環境にあった用土づくりを試していきましょう。

すぐに肥料はダメ!最初は活力剤を与える!

植物初心者が良くやってしまいがちな間違いは「元気の無い植物に肥料を与えてしまう」事です。

肥料を与えると植物が元気になるイメージがあると思います、それは半分間違いです。

肥料は元気な植物をさらに元気にする事ができきる栄養剤です。

逆に元気の無い植物に肥料を与えてしまうと、さらに元気が無くなってしまい、最悪枯れてしまう可能性もあります。

もし、迎えた植物に元気がない場合や植え替え直後は「肥料」ではなく「活力剤」を使用しましょう。

活力剤は植物の成長に欠かせない「」を根から吸収されやすい「イオン」の形で含むもので、植物用のサプリメントのようなものです。

肥料には入っている「窒素、リン酸、カリ」がは入っていないため、肥料過多や肥料焼けの心配が入りません。

活力剤は「メネデール」や「リキダス」などがあります。

肥料は植物が元気に成長している時期に成長をブーストさせる役割があると考える方が良いかも知れません。

初心者の方は肥料を与える際も多く与えがちですが、肥料が多いと肥料過多や肥料やけで植物が弱ってしまうので、少なめを意識して肥料を与えましょう。

環境に慣らす

植物を迎えたらすぐに日当たりの良い場所に置いてあげたい気持ちは分かりますが、植物は急に環境が変わると調子を崩しやすいので注意が必要です。

特にあまり日に当たらない環境で管理されていた植物を直射日光下に置いてしまうとすぐに葉焼け、株焼けをしてしまいます。

たとえ日光を好む植物であっても、徐々に日当たりの良い場所に移動させてあげましょう。

おーきっど

植物には環境適応能力があることを知っておこうね!

まとめ

植物を迎えたらやるべきこと

害虫が付いていないか確認

害虫が付いていたら駆除して、薬剤で予防(付いていなくても念の為薬剤で予防する)

育成方法を調べる、迎えた植物が「春、秋型」、「夏型」、「冬型」なのかを理解する

休眠期でなければ植え替えを行う

用土はあれば専用の培養土がおすすめ

鉢は水捌けの良い「スリット鉢」がおすすめ

植物に元気がない時や、植え替え後すぐは「肥料」ではなく「活力剤」を与える

植物には環境適応能力があるので、急な環境の変化は避けて徐々に環境に慣らしていく

特に「日当たり」には注意が必要

最後に

植物を迎えた時にやるべき事を解説しました。

植物をあまり育てた経験のない方は、迎えた植物も何となくで育ててしまい、枯らしてしまいがちです。

ですが、きちんと最初にやるべき事をやるだけで植物を枯らしてしまう確率を大幅に下げる事ができます。

豊かな気持ちで植物と暮らせるように、迎えた植物の事を理解して楽しく植物と付き合って行きましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

一緒にボタニカルライフ楽しみましょう!

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