
メロンのような複雑な模様のアロカシア【メロ】
立体的な葉脈が綺麗だね!
「メロ」っていう名前も可愛いね!
この記事では実際に【アロカシア・メロ】を育てている私が体験談を踏まえながら育て方を解説していきます!
結論、基本的な育て方はこのような感じです↓
その他にも【肥料、病害虫】なども含めて詳しく解説していきます!
それでは、どうぞ!
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【アロカシア・メロ】詳細情報

| 植物名 | アロカシア・メロ |
| 原産地 | マレーシア・ボルネオ島(サバ州) |
| 分類 | サトイモ科、アロカシア属 |
| 成長適温 | 春~秋(24度~30度) |
| 成長速度 | 速い |
| 暑さ | 強い |
| 寒さ | 非常に弱い(15度以下は×) |
| 環境 | 直射日光の当たらない明るい場所、湿度が高く風の流れがある環境 |
| 用土 | ベラボンと軽石を混ぜた資材か水苔がオススメ、ハイドロボールを使った水耕栽培で育てる事も可能 |
| 水やり | 成長期は用土(植え込み資材)の表面が乾いたら、鉢底から水が出てくるまでたっぷりと与える |
特徴
複雑で細かい葉脈が美しい

立体的な葉の模様はメロンのようにも見える

同じ個体でも葉が展開するごとに違った表情を見せてくれるから面白いよ!
生育環境
メロはマレーシア・ボルネオ島‐サバ州(Sabah)のみから知られる固有種 です。
環境としては熱帯雨林地域の湿潤で陰湿な林床、超苦鉄質土壌(ultramafic soils)のような特殊な土壌で生育しているとされています。
超苦鉄質土壌(ultramafic soils)とは?
マグネシウム(Mg)や鉄(Fe)を非常に多く含んだ土壌で、植物に必須な栄養素、窒素(N)‐リン酸(P)‐カリウム(K)などが極端に不足している特殊な土壌
メロの自生地周辺都市サバ州‐Sandakan(サンダカン)の年間平均気温は以下の通りです↓

グラフによるとサンダカンは年間を通して暖かく、24度~32度まで変化します。
このことから、メロの成長適温は24度~30度(春~秋)で冬の寒さには非常に弱いことが分かります。
暖かい気候を好むアロカシア属ですが、日本の真夏の時期(35度近く)は夏バテのような状態になり、成長が鈍化してしまいます。
気温が上がりすぎる夏の時期は、温度管理された室内で育ててあげましょう。
人が過ごしやすいくらいの気温が1番成長してくれるよ!
また、自生地は「熱帯雨林」なので、湿度の高い環境を好みます。
定期的に葉水をしてあげる事で綺麗な葉を維持しつつ、元気に育てる事ができます。
冬の間は出来るだけ寒さにあてないように対策をする必要があります。
我が家では、小さいアロカシア属は「IKEAの簡易温室」の中で育てています。
非常に簡易的ですが見た目もオシャレなので、インテリアとして室内に置くことが出来ます。


家の中でも気温が15度を下回ってしまう場合は簡易温室+「ヒートマット」の使用がオススメです↓
ヒートマットを簡易温室の下に敷いておけば冬の間も簡易温室内は15度以上をキープすることができます。
簡易温室やヒートマットを用意できないのであれば、少し不格好にはなりますが厚手の透明ポリ袋などで株全体を覆ってあげる事で寒さを多少和らげて多湿の環境をつくる事ができます。
冬の間に寒さで葉を落としてしまってもイモと根さえ生きていれば春になるとまた葉が展開してくれるので、葉がほとんど落ちてしまっても諦めずに暖かい場所で管理してあげましょう。
綺麗なアロカシアを育てるには冬の温度管理が重要だね!
水耕栽培の生育環境
水耕栽培で育てている場合は春~秋の成長期は特に問題は無いですが、冬の時期は用土で育てている時よりも寒さに敏感になってしまうので特に注意が必要です。
日当たり

年間を通して直射日光の当たらない、明るい場所で管理します。
アロカシア・メロは一般的な観葉植物(ポトス、アグラオネマなど)に比べて日当たりの良い場所を好みます。
光量不足になってしまうと、徒長して弱弱しい姿になってしまったり、新芽が小さくなったり、出にくくなったりします。
置き場所としては、年間を通して室内の日当たりの良い窓辺で管理してあげましょう。
元気なアロカシアを育てるには日当たりも重要だよ!
水やり
植物の水やりに正解は無いのであくまで参考程度に読んで頂き、自分の植物の環境にあった水やりを見つけて頂きますようお願いします。
アロカシア・メロは熱帯雨林原産の植物なので、成長期には非常に水を欲します。
春~秋
春~秋の成長期は用土(植え込み資材)の表面が乾き次第、鉢底から水が出てくるまでたっぷりと与えます。
冬
冬の時期、メロは寒さに弱いので気温が15度近くになってくると成長がほぼ止まってしまいます。
冬の間は水やり回数を減らして(用土の表面が乾いて+4日〜5日後ぐらいに水やり)樹液の濃度をあげてあげると耐寒性を高めることが出来ます。
冬の時期もできるだけ成長適温を保てる環境で育ててあげるのが1番だよ!
年間を通して成長適温を保てる環境の場合は季節ごとに水やり頻度を変える必要はありません。用土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしてあげましょう。
水苔を使用している場合
水苔に植え込んでいる場合は年間を通して、水苔の表面が乾き次第たっぷりと水やりを行いましょう。(水苔に植えこんでいる場合も、冬の時期は耐寒性を高める為にいつもより控えめの水やりを行いましょう。)
水耕栽培で育てている場合
水耕栽培で育てている場合は年間を通して水が減ってきたら水を追加します。
水が汚れてくるので1~2週間に1度は水替えを行いましょう。
用土

ある程度の水持ちと通気性のある用土、「ベラボン」や「水苔」などを使用する事ができます。
以前はアロカシアを「水苔」に植えて育てていましたが、良く根を張って非常に調子が良く育っていました。

水苔のメリットとしては水やりのタイミングが分かりやすく、管理がしやすい事です。
デメリットとしては水苔は傷みやすいので一年に一回の植え替えが必要なのと、水苔は用土に比べて根が非常に複雑に絡みつくので、植え替えの際に根を痛めてしまいやすい事です。
「水苔」はアロカシアと非常に相性の良い植え込み資材なのでアロカシア初心者の方は「水苔」での育成もオススメします。
我が家のアロカシアは現在、「ベラボン」と「軽石」を混ぜた資材に植えこんで育てています↓


ベラボンとは?
ヤシの実の繊維を原料にした園芸資材です。通気性、排水性が良く、保水性もあり軽量なのが特徴。
用土の中の通気性が上がる事で植物の根に酸素が行きわたって、根をよく伸ばして元気に成長することができます。
「ベラボン」と「軽石」混ぜた資材は水苔に比べて非常に排水性が良いので水やり回数は増えますが、植え替え時の根のダメージを減らすことができます。
もちろん、根の回りも良くて元気に成長してくれます↓

水やりが好きな方は、こちらの「ベラボン」と「軽石」を混ぜた用土をおススメします。
ハイドロボール(水耕栽培)について
年間を通して、最低室温18度以上をキープできるなら、ハイドロボールを使った水耕栽培もおすすめです。
ハイドロボールとは?
水と空気を保持できる多孔質の焼成粘土で、清潔・無菌的な栽培を可能にする人口用土です。
主に水耕栽培で使用され、「無機質」「軽量」「多孔質」「養分ゼロ」なのが特徴
養分が無いから、「肥料は必須」だよ!
水耕栽培の場合は水の追加や入れ替えが簡単な底面給水鉢がオススメです。
我が家の水耕栽培で使用している鉢は「Richell‐ミエルノplusポット」です。
水を上から入れる事のできる穴が開いており、鉢の横から見ても水がどれだけ減っているか一目で確認することができるので、非常に使い勝手が良いです。


もちろん、根もぐんぐんと伸びて、アロカシアも元気に成長してくれています。

水耕栽培の肥料に関しては「肥料」の項目で詳しく解説しています。
植え替え

アロカシア・メロは根の回りが速く「イモ」を沢山つけるので、1年~2年を目安に植え替えを行いましょう。
植え替えは成長が活発な時期(春〜秋)なら、いつでも問題ないですが、出来ればメロが動き出す春(4月~6月)の間に行いましょう。
本格的な成長期前に行う事で成長が鈍化する「冬」までにしっかりと根を張ることが出来て、調子を崩すことなく冬越しが出来るようになるでしょう。
植え替えは植物の体力を非常に使うので「冬」の成長が鈍化している時期の植え替えは避けましょう。
成長が止まっている時期に植え替えを行ってしまうと、植え替え時のダメージが回復できずに弱ってしまい、最悪の場合枯れてしまうリスクがあります。
必ず春が来てアロカシアが動き出すまで我慢しましょう。
年間を通して温度管理された場所(23度~28度)で育てている場合は植え替えの時期を気にする必要はありません。
年1回を目安に植え替えを行ってあげましょう。
増やし方
アロカシア・メロは植え替え時に「イモ」を取ってイモから増やすことができます。

植え替え時に根の周りに丸い「イモ」と言われる部分が付いていれば採取します。
株元についてる白くて丸っこいのが「イモ」だよ!
そのイモをとがっている方を上になるように用土や水苔に植え付けて高温多湿の環境で管理していると根がでてきます↓

イモが発根して芽が出てくるまでは1ヶ月くらいかかります
地味なイモからこんなに美しい葉を出すなんて面白いよね!
肥料

アロカシアは肥料を好むので、成長期には定期的に肥料を与えてあげましょう。
我が家では、成長期に週一回くらいのペースで肥料を与えています。
実際に与えている肥料はハイポネックス液肥です↓
やはり、アロカシアは肥料が大好きなようで、肥料をちゃんと与えるようにしてから、すごく調子が良く、力強い葉っぱを広げてくれるようになりました。
肥料が大好きな植物であっても、肥料を濃いめに与えるのはNGです。
必ず液肥は希釈倍数を守って与えましょう。
液肥は濃くても薄くても良いことないよ!
水耕栽培時の肥料について
水耕栽培のアロカシアに関しては肥料は必須です。
1〜2週間に1度、水換えの際に液体肥料を入れてあげましょう。
我が家で使用している肥料は「ハイポニカ液体肥料」です。
A、Bの肥料を水に溶かして使用するタイプの液肥で、我が家では週に1度水換えの際に500倍に希釈して与えています。
「ハイポニカ液体肥料」を500倍に希釈するには2Ⅼの水に「A液4ml」と「B液4ml」を入れて混ぜ合わせます。
もちろん、何の液肥を使っても大丈夫だよ!
色々な液肥を試してみようね!
また、肥料を与えられない場面(植え替え直後や植物が弱っている時)では、活力剤のメネデールなどを活用しましょう。
メネデールとは?
植物の成長に欠かせない「鉄」を根から吸収されやすい「イオン」の形で含む活力剤で、植物用のサプリメントのようなものです。
肥料には入っている「窒素、リン酸、カリ」がメネデールには入っていないため、肥料過多などの心配が無い事も特徴。
害虫

アロカシア・メロは「ハダニ」や「カイガラムシ」などの害虫が付くことがあります。
ハダニは暖かい時期に葉の乾燥が続いたり、株が弱っていると発生しやすい害虫で、葉の養分を吸汁して植物を徐々に弱らせていきます。
ハダニは葉の裏側に付きやすいから、こまめに確認してあげようね!
ハダニの予防方法としてはこまめな葉水で葉の乾燥を防いであげましょう。
カイガラムシも吸汁性の害虫で、植物に付くと徐々に植物を弱らせていってしまいます。
また、排泄物は「すす病」の原因になってしまうので、見つけ次第ピンセットなどで取り除きましょう。
すす病とは?
植物の汁を吸う害虫(アブラムシ、カイガラムシなど)が排泄物として糖分を排泄し、その害虫の排泄物にカビが生えた状態をすす病という。
アロカシアの「葉裏の葉脈」や、株元の「葉鞘(ようしょう)の中」に付くことが多いです。
カイガラムシが潜む場所になってしまうため葉鞘(ようしょう)が枯れ込んできたら取り除きましょう。


害虫は一度発生してしまうと、駆除するのが大変だから発生してしまう前の予防が肝心だよ!
発生した害虫がしぶとい場合は「ベニカXネクストスプレー」などを吹きかけて殺虫しましょう。
花について
アロカシアは株が成熟すると花芽を伸ばして花を咲かせます。
アロカシアの花は葉に比べると地味なものが多くあまり観賞用には向きません。
また、花を咲かすのにはすごく株の体力を使うので花をそのまま放置してしまうと株の体力が奪われて弱ってしまう事があります。
なので、花芽が伸びてきた時点で花芽を切ってあげる事をオススメします。
花芽を切らない方が良いという意見もありますが、実際に我が家でアロカシアの花芽を放置したところ、花芽ばかりが出てくるようになり葉を展開してくれなくなりましたが、
花芽を全て切ってからはまた、綺麗な葉っぱを出してくれるようになりました。
最後に

メロは成長期に適切に肥料を与えてあげる事で、非常に繊細で美しい葉を展開してくれます。
気を付けなければならないのはやはり、冬越しで、冬場は特に暖かい場所で管理してあげましょう。
「簡易温室」や「ヒートマット」があれば寒い冬の時期も葉をあまり落とすことなく冬越しさせる事が出来るので冬前に準備できる方はしておきましょう。
アロカシア属はどうしても、温度変化や湿度落差で葉が垂れたり黄色くなってしまう事もありますが、その場合はあまり気にせず、次の綺麗な新芽を開かせるくらいの気持ちで育てましょう。
最後まで読んで頂き有難うございます!
一緒にボタニカルライフ楽しみましょう!

