
ソマリア原産の非常に小型の珍しいユーフォルビア属【ユーフォルビア・グロブリカウリス】

白くて小さい姿が可愛らしいね
葉っぱが緩やかにうねる姿も面白いね!

この記事では実際に【ユーフォルビア・グロブリカウリス】を育てている私が体験談を踏まえながら育て方を解説していきます!
結論、基本的な育て方はこのような感じです↓
その他にも【肥料、病害虫】なども含めて詳しく解説していきます!
それでは、どうぞ!
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【ユーフォルビア・グロブリカウリス】詳細情報

植物名 | ユーフォルビア・グロブリカウリス |
原産地 | ソマリア |
分類 | トウダイグサ科、ユーフォルビア属 |
成長適温 | 春、秋(20度~30度) |
成長速度 | 非常に遅い |
暑さ | やや強い |
寒さ | 弱い(10度以下は×) |
気候 | 日当たり、風通しの良い場所 |
用土 | 水はけの良い用土 |
水やり | 成長期は用土がしっかり乾いたら、鉢底から水が出てくるまでたっぷりと与える |
特徴
白っぽい色の小型のユーフォルビア

緩やかにウェーブした葉


丸くて小さく可愛らしいユーフォルビアだね!
生育環境
グロブリカウリスはソマリアに自生しています。
ソマリア産のユーフォルビアは難物と言われ、日本での育成には少しコツがいると言われています。
グロブリカウリスの成長適温は20度〜30度で日本では春、秋が成長期になります。
また、グロブリカウリスは風通しの良い乾燥した環境を好むので、出来るだけ風通しの良い環境で管理してあげましょう。
気温が35度近くになるような真夏の時期と気温が10度近くになってきた冬の時期は成長が鈍化するか止まります。
冬の時期、グロブリカウリスの耐寒温度は10度くらいと言われていますが、念のため気温が12度以下になりそうなら、屋内に取り込んであげましょう。

できるだけ人が過ごしやすい環境で育ててあげようね!
日当たり

成長期の春(3月後半~5月)と秋(10月~11月)は出来るだけ外管理で日光に沢山あててあげましょう。
ですが、夏場(6月~9月)の直射日光にあててしまうと株焼けしてしまう事があります。
夏場は日差しが強いので20%〜50%ほど遮光するか、半日陰で管理してあげましょう。
冬の時期(12月~2月)に屋内管理をしている時も出来るだけ、日当たりの良い窓辺などで管理して日光を沢山あててあげましょう。

冬場の窓辺は夜間に気温がぐっと下がることがあるから注意しようね!

植物は少しずつ今の環境に順応していくから、急な環境の変化には気を付けようね!
日光が不足すると病気にかかりやすくなったり、突然腐ってしまうなど軟弱な株になってしまうので、年間を通して十分な光量を確保できない場合は「育成ライト」を活用しましょう。
水やり
植物の水やりに正解は無いのであくまで参考程度に読んで頂き、自分の植物の環境にあった水やりを見つけて頂きますようお願いします。
グロブリカウリスは乾燥には強いので年間を通して乾燥気味に育てます。
基本的には用土がしっかりと乾いてから、水をたっぷりと与えましょう。
春
春、気温が18度~20度を超えてくると休眠からあけて徐々に成長を始めます。
休眠からあけてすぐはまだ水を吸う力も弱いので、少な目の水やりから開始します。
根が動き出して来たら成長に合わせて徐々に水の量を増やしていきましょう。
成長が活発になってきたら、鉢底から水が出てくるまでたっぷりと与えます。

日々の観察が大切だね!
夏
夏の時期、グロブリカウリスは高温多湿を苦手としており、気温が35度近くになってくると半休眠状態になり成長が鈍化します。
夏場の水やりは用土が中まで乾いて+4日〜5日あけてから、夕方以降の気温が低くなってきた時間帯に水をたっぷり与えてましょう。

夏場は用土が早く乾いて、水やりの頻度が多くなりがちだから気を付けようね!
秋
秋、気温が(20度~30度)なら成長期です。
通常通り、用土がしっかり乾いてから鉢底から水が出てくるまでたっぷりと与えましょう。
気温が10度以下になってきだしたら徐々に水を与える頻度、量を減らしていきます。
冬
冬の時期、気温が10度近くになってくると休眠状態になり、成長が止まります。
断水気味の管理をしましょう。
月に1回〜2回ほど用土の表面が湿る程度の軽い水やりを行います。

冬の間は特に用土をしっかりと乾かせてからの水やりを意識しようね!
水やりをする時間帯としては、暖かくなってくる朝方か昼間に行います。
用土

水はけの良い用土を使用しましょう。
我が家の用土は(赤玉土、鹿沼土、ゴールデン培養土、軽石)を混ぜた用土を使用しています。※水はけを良くするために用土は必ずフルイにかけて微塵を取り除いておきましょう。

用土作りも楽しもうね!
植え替え

グロブリカウリスは根の張りがそこまで盛んではないので2年~3年を目安に植え替えを行ってあげると元気に成長してくれます。
植え替えを行う際は、あらかじめ水やりを止めておき、しっかりと用土を乾燥させておきます。

植え替え時の根へのダメージを最小限に抑えるためだよ!
植え替えは出来れば春(3月後半~5月)の間に行いましょう。
本格的な成長期前に行う事で成長が鈍化する季節までにしっかりと根を張ることが出来て、調子を崩すことなく夏越し、冬越しが出来るようになるでしょう。
植え替えも含め、環境の変化に弱いのでできるだけ一定の環境で管理してあげると調子よく育ってくれます。
もし、「春」に植え替えが出来ずに「秋」に植え替えを行う場合は出来るだけ根をいじらないような植え替えを心がけましょう。
「秋」に大胆に根を整理してしまうと成長が止まってしまう「冬」までにしっかりと根を張ることが出来ず、調子を崩してしまうためです。

植え替えは植物の体力をいっぱい使うから休ませてあげる事が大事だよ!
植え替えを行う際は用土の中に害虫予防の「オルトランDX」と緩効性肥料の「マグァンプK」を入れておきましょう。

害虫予防の「オルトランDX」と肥料の「マグァンプK」は用土に混ぜて使える、僕たちの強い味方だよ!
植え替えは植物の体力を非常に使うので「冬」や「真夏」など、成長が鈍化している時期の植え替えは避けましょう。
成長が止まっている時期に植え替えを行ってしまうと、植え替え時のダメージが回復できずに弱ってしまい、最悪の場合枯れてしまうリスクがあります。
「春」か「秋」が来てグロブリカウリスが動き出すまで我慢しましょう。
肥料

グロブリカウリスは植え替え時に元肥、成長期(春、秋)に追肥を与えるとさらに元気に成長してくれます。
元肥は植え替え後の根の初期生育を助ける為に最初に入れる肥料です。
元肥は虫のわかない、肥料焼けのしにくい、「マグァンプK」などの緩効性肥料がオススメです。
緩効性肥料とは?
肥料の溶け方を遅くしたもので、植物の成長に合わせてゆっくりと土に溶けだす肥料。
植物が肥料を欲しい時に必要なだけ肥料成分を与える事が出来るので、肥料焼けを起こしにくいのも特徴です。
元肥だけでも成長させることは出来ますが、もっと成長させたい方は成長期(春、秋)に追肥を行いましょう。
追肥として液体肥料を与える場合は月に1回~2回程度、規定より薄めた液肥を与えましょう。オススメは(ハイポネックス)です。
ですが、液体肥料を多く与える事によって起こる肥料焼けや肥料過多には注意が必要です。
春の時期、最初に液肥を与える場合は記載の分量の半分で希釈して与えてあげるのがオススメです。
肥料が上手く吸えて、成長が活発になっていることが確認出来次第、徐々に液肥の量を増やしてあげると良いでしょう。

液肥は薄め薄めを意識だよ!
置き肥を与える場合は、成長期に用土の上に置くだけです。
水やりのたびに緩効性の固形肥料が少しずつ溶け出して肥料成分がゆっくりと効いてくるのが特徴です。
固形肥料(置き肥)の注意点としては固形肥料が直接、株や根に触れないように注意しましょう。
オススメは「マグァンプK小粒」です。
追肥のマグァンプK小粒に関しては用土の表面に一定量ばらまくだけで良いので、使い勝手も良くオススメです。
また、肥料を与えられない場面(植え替え後すぐや植物が弱っている時)では、活力剤のメネデールなどを活用しましょう。
メネデールとは?
植物の成長に欠かせない「鉄」を根から吸収されやすい「イオン」の形で含む活力剤で、植物用のサプリメントのようなものです。
肥料には入っている「窒素、リン酸、カリ」がメネデールには入っていないため、肥料過多などの心配が無い事も特徴。
病気、害虫

グロブリカウリスは弱っていたり、乾燥した風通しの悪い環境で育てていると「ハダニ」や「カイガラムシ」が付くことがあります。
ハダニは目視では見つける事が難しいほど白く小さな害虫で植物を吸汁し、吸汁された箇所は黄色く変色してしまいます。多く発生するとクモの巣のような糸を植物に張り巡らてみるみる増えていってしまいます。
ハダニが発生してしまった場合は水で全て洗い流したあと殺虫剤を吹きかけて殺虫、予防をしてあげましょう。
カイガラムシも吸汁性の害虫ですが、体長は2mm~6mmほどで目視で確認することができる害虫です。
カイガラムシは繁殖力も高く、殺虫スプレーが効かない個体もいる厄介な害虫です。
またカイガラムシの排泄物は「すす病」の原因となってしまうので、見つけ次第、ピンセットなどで全て取り除き、害虫予防の為に殺虫剤を散布しましょう。
すす病とは?
植物の汁を吸う害虫(アブラムシ、カイガラムシなど)が排泄物として糖分を排泄し、その害虫の排泄物にカビが生えた状態をすす病という。
オススメの殺虫スプレーは「ベニカXネクストスプレー」です。
害虫は同じ薬品ばかりを散布していると耐性を得てしまうので一つの殺虫剤を使用するのではなく、それぞれ違った殺虫剤を定期的に散布し、害虫を根絶しましょう。
害虫は一度発生してしまうとかなり厄介なので、発生する前の予防が肝心になってきます。
そのため、害虫が発生しやすい時期(5月~10月)は月に1回程度、定期的に害虫予防のスプレーを散布し、「オルトランDX」などの薬剤も活用しながら害虫予防をしておきましょう。

日々の観察で害虫が付いていないかを確認することも大事だよ!
最後に

グロブリカウリスは難物と言われるユーフォルビア属です。
環境の変化を嫌うので急な環境の変化は避けて、出来るだけ一定の環境で管理してあげましょう。
気をつけるべきは冬越しです。
グロブリカウリスは寒さにとても弱いので、できるだけ室内の暖かい環境で管理してあげる事が重要です。
冬越し時に「育成ライト」や「ヒートマット」を使用してあげると調子を崩すことなく冬越しさせてあげられるので、是非とも活用しましょう。
最後まで読んで頂き有難うございます!
一緒にボタニカルライフ楽しみましょう!