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【パキポディウム の接木】実際の方法を写真多めで徹底解説〜

まろ眉グラキ

サボテンでよく見る「接木」

パキポディウム でもできるのかな?

パキポディウム の接木はサボテンよりも簡単みたいだよ!

おーきっど

皆さんは接木されている植物を見た事がありますか?

園芸店などではたまに接木されているサボテンを見かける事があります。

ですが、なぜ接木が行われるのか、不思議に感じた事は無いでしょうか?

実は接木にはしっかりと理由があります↓

接木とは?

成長の遅い品種や根が弱く、栽培が難しい品種で良く行われる手法。

丈夫な品種を台木に接木を行って、生育を安定させる、または成長を速くさせることができます。

このようにメリットが沢山ある接木はサボテン以外でも、パキポディウム 属やユーフォルビア属などにも行う事ができます。

私は実際にパキポディウム 属の接木を行いました。

初めて行った接木ですが、パキポディウム 属は形成層を合わせる必要が無いので非常に簡単に接木を行う事ができます。

その実際の過程を写真多めで詳しく解説していきます!

それではどうぞ!

パキポディウム 接木の方法

パキポディウム を接木する場合、台木にする品種は丈夫な「ラメリー」を使用する事が多いです。

まろ眉グラキ

パキポディウム ・ラメリーは比較的安価に手に入れやすいし台木にもってこいだね!

台木の上に乗せる穂木(ほぎ)は同じパキポディウム 属(グラキリス、ブレビカウレ、エブレネウム、その他)なら接木を行う事ができます。

穂木、台木とは?

穂木(ほぎ) 接ぎ木栽培における上部を担う植物体。 逆に下部を担うものが台木である。

穂木に使用する植物は、根元が痛んでしまったものや、成長の遅い品種、速く成長させたい植物を使用する事が多いようです。

おーきっど

ブレビカウレは成長が遅いから接木されてる事が多いね!

パキポディウム の接木は成長期の4月上旬〜9月上旬に行う事ができます。

実際の接木の手順

私は5月の初めに接木を行いました。

成長を始めた元気な「ラメリー」を台木に、実生1年の「グラキリス」を穂木(ほぎ)にします。

ラメリーの上部を清潔なカッターでスパッと切ります。

おーきっど

ラメリーの棘は鋭いから気を付けてね!

ラメリーにカッターの刃が入れにくい場合は葉や棘をハサミで切るとカッターの刃が入りやすくなります。

この時、細胞の断面を傷つけないようにできるだけ一度でスパッと切りましょう。

次に、グラキリスは根の近くの株下をスパッと一度で切ります。

カットする際は、台木と穂木の断面の大きさをできるだけ合わせてカットしましょう。

台木(ラメリー)の上に穂木(グラキリス)をのせます。

この時、台木の方が断面が大きい場合は台木の中央に穂木を置いてあげましょう。

通常、サボテンの接木は台木と穂木の「形成層」を合わせないと成功しませんが、パキポディウム 属やユーフォルビア属に関しては形成層を合わせる必要はなく、切り口をつけておくだけで活着します。

まろ眉グラキ

すっごく簡単だね!

あとは、台木と穂木が動かないように、釣り糸で鉢ごとぐるぐる蒔きにしました。

接木作業後の管理

風通しの良い、雨の当たらない明るい日陰で養生させます。

注意!

作業を行った時期が梅雨時など、多湿になりやすい環境の場合、切り口に菌が繁殖しやすくなるので、サーキュレーターなどを使って、切り口を速く乾かすようにしてあげましょう。

水を与える際は台木と穂木の接合部分にかからないように注意して株下に与えましょう。

おーきっど

傷口が乾くまで水やりは注意が必要だね!

水やり頻度は通常通りで構いません。(用土が乾き次第)

穂木が成長を始めて、台木とくっついた事が確認出来次第、釣り糸を外して、通常の置き場(日当たり、風通しの良い場所)で管理します。

5月4日

接合部分の切り口はパキポディウム の分泌液が酸化して黒くなっているように見える。

5月14日

接合箇所はほぼ乾いている。

5月22日

くっついた事が確認できたので、釣り糸を外す。

動きはまだ見られない。

6月6日

グラキリスとラメリーに脇芽が生えて成長が確認できたので、通常の置き場(日当たりの良い場所)に置きました。

7月4日

本格的な成長期に入り、動きが活発になっている。

台木と穂木はガッチリとくっついて成長もしてるので、パキポディウム の接木は成功しました。

まとめ

パキポディウム接ぎ木の手順

接木を行う時期はパキポディウム の成長期4月上旬〜9月上旬に行う。

台木・穂木を準備する。(台木はパキポディウム 属の中でも丈夫なラメリーがおすすめ)

台木の上部を清潔なカッターで出来るだけ1度で切る。

穂木の株下(根に近い部分)を切る。

台木の切断面に穂木の切断面を合わせて、釣り糸などで動かないように鉢ごと縛る(固定する)

風通しの良い、雨の当たらない明るい日陰で養生させる。(湿度が高い場合はサーキュレーターなどを使って切り口を速く乾燥させる)

台木と穂木が活着して成長を始めたら、釣り糸を外して、通常の置き場(日当たりの良い場所)で管理する。

最後に

パキポディウム の接木は形成層を合わせる必要が無いので、サボテンの接木より非常に簡単に成功させる事ができます。

皆さんも、成長の遅い品種や、速く成長させたい株、根腐れで根元がダメになってしまった株など、機会があればパキポディウム の接木に挑戦してみてください。

作業を行う時期さえ間違わなければ、ほぼ成功させる事ができると思います。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

一緒にボタニカルを楽しみましょう!

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