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どんぐりで実のなる盆栽を作ってみよう!【発芽編】発芽~6か月の記録~

おーきっど

どんぐりで盆栽って作れるのかな?

まずはどんぐりを発芽させてみるのじゃ!

ビカクシダじぃ

皆さんは盆栽にどんなイメージがありますか?

大半の人は松の盆栽をイメージするかと思います!

ですが、どんな木でも仕立て方で盆栽にする事ができます!

せっかくどんぐりを盆栽にするならやっぱりどんぐりを付けてほしいですよね(笑)

どんぐりは発芽させてから、どんぐりの実を付けるまで早いものだと5年(コナラなど)、一般的には10年から20年かかると言われています。

盆栽風にするなら根や枝を剪定して、木にストレスをかけながら形を作っていくので、もう少し時間がかかりそうですね(笑)

そこまで分かっている上で10年、20年かけても私はどんぐりを発芽させてどんぐりのなる盆栽を作ってみたい!と考えました。

思い立った今が一番若いときですからね(^^)

この記事では、File1.

どんぐり採取&発芽&針金かけまでの工程(全6ヶ月)が分かります!

それでは早速解説行きます!

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どんぐり採取

六個のどんぐり

どんぐりの採取時期ですが、秋の9月中旬〜10月後半まではどんぐりを採取する事ができます。

出来るだけ新鮮などんぐりを採取しましょう!

その際の注意点としてはどんぐりが極端に軽く無いか、穴が空いていないか、シミや点々が無いかを確認してください。

小さい穴が空いていれば中にゾウムシの幼虫が入っています。

そのゾウムシの幼虫はドングリの中の実を食べて成長し、いずれ出れるくらいの穴を開け出てきます。

おーきっど

どんぐりって美味しいのかな?

穴が空いていれば確実にどんぐりが発芽する事は無いと考えても良いです。

穴が見当たらない新鮮などんぐりを何個か採取します。

下準備

まずは初めにドングリを水の中につけましょう、この時に浮いてきたどんぐりは虫に中の実を食べられているか、上手く成長出来ていない可能性があるので取り除いてください!

水に沈んでいるどんぐり

どんぐりの発芽管理に使う用土は基本的になんでも構いません。

あえて言うなら虫の湧きにくい無菌の用土(赤玉土や、種まき用の用土)を使用してください。

※腐葉土などは有機微生物が含まれているため、それを求めて虫などが湧いてきやすいです。なので、あまり種まき用土には向いていないと言えます。

どんぐりは角の部分から芽と根を生やすので、横向きに寝かせて並べて上から土を被せてください。

10月10日

土の上に置かれた五つのどんぐり

その後、水をたっぷり与えます。

後は土が湿った状態を維持しながら春まで管理するだけです。

注意点としては春まで土が乾ききらないようにしてください!

一度水分を含み発芽のスイッチが入った種子は、水不足などで乾燥させてしまうと発芽不良を起こしてしまうので注意が必要です。

ポイント

一度水分を含み発芽のスイッチが入った種子は、環境に適応する能力が下がってしまうためです。

逆に水浸しで管理していると、どんぐりが腐ってしまうので程よい湿度を保ちましょう。

土の表面に枯葉や水苔を敷くと水分の蒸発が抑えられて、水やりの頻度を減らす事ができます。

発芽管理

どんぐりが春に発芽してくる条件としては適度な湿度を保つこと、冬の寒さにしっかり当てることです!

自然の中のどんぐりは秋に木から落ちてきて、そのまま冬を過ごして春に芽を出します。

その事から発芽する為のスイッチとして、寒さに当てる事も重要です。

この現象を休眠打破と言います。

休眠打破とは?

植物や植物の種子が寒さに当たることで一旦「休眠状態」になり、春の温度上昇に伴って休眠から目覚めて、発芽や開花のスイッチをが入ることをいいます。

ビカクシダじぃ

植物の「休眠期」は動物でいう「冬眠」みたいな事じゃよ。

一般的に冬の寒さに当ててしっかりと休眠状態にさせることで開花、発芽率を上げることが出来ると言われています。

野外で管理をしていると必然的に寒さにあたる事になるので難しい事では無いですね!

冬の期間

春に芽を出すと言ってもその期間は長いです。

冬の外気温は氷点下になる日が何日も続いていますが、当然外で管理。

2ヶ月たっても何の変化も無いので、中で腐っているかもと心配になります。

ふと鉢の裏を見てみたところ、どんぐり特有の太根が飛び出してきていました。

12月17日

鉢から飛び出しているどんぐりの根っこ

どうにかしてあげたかったですが、まだ冬の真っ只中なので、とりあえず放置、生きていてくれたので安心しました。

おーきっど

すごい生命力だね!

どんぐりの成長記録

冬が過ぎ去ろうとしている3月12日、

まだ寒い日はありますが、どんぐりの成長を確認する為掘り返してみました!

3月12日

どんぐりから出ている太い根っこ

力強い太根が生えていました!

ビカクシダじぃ

小さなどんぐりからこんなに太い根っこが生えてくるんじゃ!

5個しか植えてないはずですが、6本の太根を確認!

1つのどんぐりが2つに割れて片方づつから根が出ていました。

今回はどんぐりの根の部分だけを土の中に植え直しました。

4月1日

発芽しているどんぐり

ようやく発芽しました!

太根の間から芽を出しています。

4月12日

伸びているどんぐりの新芽

芽を出してからは成長が早いです。

一本づつ成長させて盆栽のようにするには時間もかかるし面白味にも欠けるなと思い、出てきた芽を全てくっつけて太い盆栽風にしてみようと思います!

針金掛け

とりあえず鉢の中心に固めて植え込みました。

伸びている芽をネジネジして巻き付けて、

4月23日

どんぐりの新芽二本が巻き付けられている

盆栽風になるように針金で固定して、動きをつけます!

どんぐりの幹を針金で固定

後はこれ以上背が高くなるのを防ぐ為に、芽積みと言う作業をします。

芽積みを行う事で勢い良く伸びる枝の成長を抑制し、形を整えます。

芽摘み作業

成長点を摘み取られた枝は「頂芽」の動きが無くなりますが、脇芽を出し、枝数を増やします。

これを繰り返し行う事で樹形を自分のイメージする形へと変えていきます。

以上がどんぐり採取&発芽&針金かけまでの工程までの工程(6ヶ月)となりました!

とめ

まとめ

1.新鮮などんぐりを採取する!(虫食い穴が無いかを確認)

2.水に浸けて浮いてくるどんぐりは取り除く!

3.用土は無菌の物を使う!(赤玉土細粒で可)

4.水をたっぷり与える!

5.土が湿った状態をキープしながら春を待つ!

6.冬の間にしっかりと寒さに当ててあげる!(休眠打破)

7.発芽後は成長しすぎないように芽積みをしながら形をキープする

最後に

立派などんぐり盆栽を作るには長い年月がかかりますが、発芽させて小さい苗から育てていくと自分好みの形にする事ができ、成長していく姿も楽しむ事が出来るので2倍、3倍、どんぐり盆栽を楽しむことが出来るのでは無いかと思います。

どんぐりの採取や、発芽管理は凄く簡単なので興味のある方は是非どんぐり盆栽挑戦してみてください!

最後まで読んでいただきありがとうございます!

一緒にボタニカルライフ楽しみましょう!

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