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【パキポディウム・グラキリス種まき方法】発芽~1年間の成長記録~

まん丸オベサ

みんな大好きグラキリス!

グラキリスの現地球はぼってりして可愛いよね!

おーきっど

パキポディウム・グラキリス」幹が丸くぼってりとした姿に、枝の先端に細い葉をつける特徴があります。パキポディウム属で最も人気のある種と言っても良いでしょう。

そんなパキポディウム・グラキリスの現地球は人気と比例して値段が高いです。

輸入されてそのままのベアルート株なら値段が少し安いので手が届きそうですが、初心者に発根管理は難易度が高い。

※ベアルート株とは、現地からの輸入時に根が切られている抜き苗のことです。

そんな方にオススメなのが種から育てる方法!(実生)

この記事では

・グラキリスの種子の発芽方法

・発芽後の栽培環境

・発芽~1年間の成長記録

が分かります。

種から現地球のようにぼってりとした姿にするのは至難の業ですが、種なら比較的安価に入手することが出来て、グラキリスが苗から成長していく姿も楽しむ事が出来るのでおすすめです!

それでは解説していきます!

\気になる項目へ飛んでね!↓/

種子の入手

グラキリスの種子の入手には「seedstock」さんを利用していますが売り切れていた為、フリマサイトのメル〇リで10粒1000円程度で入手しました。

種子全般に言える事ですが「新鮮さ」がとても大事です、信頼できる販売所から入手してください。

種をまく準備

てことで早速種まき!

と行きたいところですが、まず初めにベンレート水和剤に種を浸す作業をします。

おーきっど

ベンレート水和剤はカビの発生を予防したり、殺菌したりする効果があるよ!

詳しくは説明書を見てね!

何故この作業をするかというとグラキリスの種子は糸状カビが発生しやすく、一度カビが生えた種子は発芽率が極めて低くなってしまうのだそうです。(私はカビの生えた種子からの発芽を確認出来た事はありません)

ベンレート水和剤は一袋使いきりで1リットルに一袋すべて入れれば2000倍希釈水ができます。

その2000倍に薄めた希釈水に種子を一晩程度浸します

パキポディウム属の種子

これでグラキリスの種子の殺菌が完了しました。

※この作業をしたからと言って絶対にカビが生えないと言う事はありません。あくまで最低限の予防です。

発芽用土

発芽の為の用土は無菌で保水力の高いものにしてください。

無菌の用土を使う理由としては雑菌の繁殖を抑えるためで、保水力が高い方が良い理由は種子が発芽するためには湿度を保つ必要があるためです。

今回私が使用した用土は赤玉土です(必ず無菌のものにしてください、カビの発生や菌の繁殖を抑えるため)使う用土を加熱殺菌する人もいるようですが私はしませんでした。

発芽環境

グラキリスの種子の発芽温度は25度以上がベストです。(発芽には最低でも20度以上が必要)

また、グラキリスの種子は光に反応して芽が出る好光性種子なので

種を撒くときは土の中に種を完全に埋めてしまわないようにしましょう。

おーきっど

好光性種子っていうのは発芽に光が必要な種の事を言うよ!

撒いた種は乾燥させないように注意してください。

(一度水分を吸収して発芽のスイッチが入った種子を乾燥させてしまうと、発芽不良を起こすことがあるため)

私はラップをかぶせて水分が蒸発しないように防ぎながら

気づいた時に霧吹きをかけていました。

(※ラップをかぶせると湿度が高くなりすぎてカビが発生しやすいという情報もあるので、腰水管理の方が良いかもしれません)

トラブル(カビの発生)

パキポディウム属の種子は糸状カビが非常に発生しやすいです。

パキポディウム属糸状カビの様子

糸状カビは種子を中心にして広がっていきます。

糸状カビが発生してしまう要因としては、高温、高湿度、種子の抵抗力の低さです。

パキポディウム属の発芽環境は上記で記載した通り高温多湿にする必要があるのでカビが発生しやすい環境になってしまうのは仕方の無い事です。

また、種子の一つ一つにもカビに抵抗力があるかどうかも重要になってきます。

新鮮な種子は抵抗力が強いですが、やはり少し劣化した種子ではカビが生えやすくなってしまいます。

残念ながら、一度カビが生えてしまった種子が発芽することはありません。

カビが生えた種子をピンセットで触ってみると非常に柔らかくなっており、軽くつまむだけで簡単に潰れます。種子の中身がドロッとした液状になり完全に発芽能力を失っています。

カビの生えた種子は取り除き、カビの感染が広がらないようにベンレート希釈水を散布しましょう。

糸状カビと1ヶ月の格闘の末、生き残ったのは2つの種子だけでした。

(写真が見にくくてすみません。)↓

パキポディウム属の種子発芽の様子

結局発芽率は10種子中、2種子だけでした^^;

初の実生なので、全滅しなかっただけよしとしましょう!笑

それから2株は順調に夏を迎えようとしていましたが、仕事から帰って見てみると1株が枯れてしまっていました。

原因は水やりをした時に水の勢いで土から根を露出させてしまったいたようです、完全に凡ミスです。

それからというもの、もう1苗の水やりは霧吹きでめっちゃ慎重にあげていました。笑

 成長記録

8月10日

8月、夏本番を迎え最後の1苗は細いですが葉をいっぱいにつけてくれています。

夏の時期は毎日、水やりをしていました。

9月15日

ひとまわり株が大きくなり白い肌になってきました。

10月1日

変化はあまり見られませんが葉が少なくなってきました。

朝方が冷えてきたからなのか、葉がどんどん落ちています、早めの休眠期に入り出したのか?

まん丸オベサ

休眠期とは冬が近づいてきて

植物の成長が止まってしまう期間の事を言うよ!

※グラキリスの休眠期は通常、水やりを徐々に減らして行き、断水までします、ですが苗の段階での水切れは危険です!

苗がある程度成長するまでは水切れを起こさない程度に水やりを継続しましょう。

10月11日

遂に葉が一枚になってしまいました

頭の部分を見てみるとグラキリス特有の棘もしっかりと見えてきています。

10月21日

全ての葉を落として完全に休眠に入りました。

まだ10月の中盤、休眠に入るのが早い気もしますが、無事に冬越し出来ることを祈るばかり。

冬越し

グラキリスの冬越しは注意が必要ですが、小さい苗のうちはもっと慎重に管理します。

我が家の場合は真冬になると室内管理と言っても室内の温度が5度を下回ってしまう時もあるので、出来るだけヒートマットの上で管理していました。

更には室内管理中の植物と一緒にLEDライト(アマテラス)を当てていました!

葉を全て落としてから2ヶ月が経ちましたが、変化はなしです。

水も与えていませんが、凹む事すらありません。

3ヶ月目、あまりに変化が無いので少し不安になってきましたが、触ってみるとカチカチです。

根元に少しだけ霧吹きで水を与えました。

5ヶ月目、冬が過ぎて、少しづつ春の陽気に近づいてきた頃、小さい葉が出てきています! 無事に冬を越せて一安心です。

動き出したからと言って、一気に水を与えてしまうと、まだ根から水を吸収しきれずにいつまでも用土が乾かない状態になってしまい、根腐れを起こしてしまう事があります。

その為、休眠明けの水やりは、葉が生えてくるペースに合わせながら極少量から始め、徐々に水の量を増やしていきましょう。

まとめ

まとめ

1.種子をネットで購入(seedstock、メル〇リ)

2.ベンレート水和剤に種子を一晩浸ける!

3.用土は無菌の物を使用する!(赤玉土でも可)

4.種子は光に反応して芽が出るので土に埋めない!(光好性種子)

5.乾燥しないように気を付ける!

6.カビが生えてしまったら、早急に対応!(ベンレート水和剤を散布&カビの生えた種子を取り除く)

7.冬は断水!シワが寄ってきたら、株元に1日で乾く程度の少量の水やり。

8.苗の時は特に冬越しに注意!(寒いのは苦手なので対策を!)

9.春、休眠開けの水やりに注意!(植物の動きに合わせた水やりをする)

最後に

実生グラキリスの発芽から1年間の成長記録でした!

やはり、パキポディウム 系の発芽管理は(素人には)少し難しく、10分の1という結果になりました。

発芽率は鮮度が凄く重要になるので、同じ管理でも新鮮な種子を使う事でもっと発芽率は高くなるでしょう。

無事、1年を迎えれた実生グラキリス。

次の目標は現地球のようなグラキリスにする事!

随時、成長記録も更新していくので興味のある方は是非ご覧ください。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

一緒にボタニカルライフ楽しみましょう!

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