可愛い塊根植物をもっと育ててみたいな!
それなら塊根植物のフォエチダは簡単に実生で増やすことができるからオススメだよ!
【ドルステニア・フォエチダ】実はこの塊根植物、一株あれば簡単に種を採取して増やす事ができるんです。
今回はフォエチダの種の採取と、種まき〜発芽までの記録を解説していきます。
それではどうぞ!
ドルステニア・フォエチダの受粉方法
ドルステニアフォエチダは一株で自家受粉する事が可能で、普通に育てているだけで花が咲いて受粉して、種子ができます。
←左が受粉してない花の状態、
→右が受粉して種子ができた花の状態、
花にぼつぼつと出来ているのが種子だよ!
受粉しやすくなる方法として、花の表面を少し指で撫でてあげるだけで受粉して種ができやすいように感じます。
採取方法
種子が熟すとパチっと小さな音がして種子が飛び出します。
種子が弾けてしまうとどこへ行ったか分からなくなってしまうので種子が実り次第、花ごと切り取って袋で保管するか、種子を指で取ってしまっても大丈夫です。
種子は凄く小さいから、なくさないように慎重に採取しようね!
使用用土、栽培環境
種子が採取できたら、用土に撒きましょう。
使用する用土は無菌で保水力の高いものが良いです。
我が家では市販の「種まき用土」を使用しました。
種子を深く植えてしまうと用土に埋もれて上手く発芽する事が出来ない事があるので、
種子は出来るだけ用土の上に撒いてあげましょう。
我が家では気温が25度以上ある7月に種を撒きました。
種まきシーズンは5月、6月なので、20度以上ある環境であれば発芽させる事ができると思います。
種子を撒いた後は用土にたっぷりと水を含ませて、乾燥しないように管理します。
一度水分を含んだ種子を乾燥させてしまうと、発芽不良を起こして、発芽しなくなってしまう事があります。
絶対に乾燥しないように管理しましょう。
発芽~成長記録
乾燥しないように毎日水やりをする事、7日目〜発芽を確認できました!
種子から発芽した姿は可愛いね!
新鮮な種子であれば、7日〜10日で発芽してくるようです。
その後も種子を採取するたびに同じ鉢に撒いて、乾燥しないように管理してました。
その結果こんなにもフォエチダを増やす事ができました。
撒きすぎ注意だね(笑)
(2023年10月)
ワンシーズで一つの親株から50以上の種子を取ることが出来ました。
発芽したフォエチダを一つ一つ植え替えて、日の良く当たる所で管理していると、あっという間に塊根部分が形成されて立派に成長をしました↓
実生のコーデックスなどは育成ライトがあれば、年中充分な日光を与えることが出来るので是非、活用していきましょう。
我が家で使用しているパネルライトです↓
成長したフォエチダ実生株の植え替えを行いました↓
やはり、光を充分に与えたフォエチダは丸くパンパンになっていますが、光量が足りないと細く弱弱しいフォエチダになってしまうようです。
冬の室内管理時は育成ライトを活用してあげようね!
フォエチダを育てている皆さんはぜひ、種を採取して増やしてみてください。
魅力的なコーデックスが簡単に実生で育てられることに感動すると思います。
こんなに可愛い塊根植物を実生で簡単に増やすことが出来るなら、やらない手は無いですね!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
一緒にボタニカルライフ楽しみましょう。